本プロジェクトは、これまで立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)が行ってきた日本文化を対象とする文理融合型研究や研究環境整備とは異なり、文化資源を活用した地域貢献、国際日本文化理解への貢献など、社会貢献をどのように進めていくかという、新たな課題の解決を目的とする研究であります。
これまで展開してきた日本文化研究の更なる段階として、「文化」自体が自立して、新たな生活の豊かさを、場合によっては経済的な豊かさをも生んでいく必要があります。そのため、本研究では、ARCが文理融合型・デジタル型で蓄積してきたデジタル研究資源を活用して、どのように社会に貢献し、新しい文化活動の循環を作っていくかを実践的に研究し、文化研究による社会貢献の実例を具体的に提案していきます。