日本文化情報



昭和35年の祇園練物

祇園祭に練物が出なくなって久しいと思っていたら、京都観世会館から出ている「能」(2006年6月)に岡田万里子氏が昭和35年にもあった書いてあった。京都の風物詩として、そろそろ復活してもよいのではないかと思っている。
岡田氏は、この中で、宮島春齋「京都の芸能界 舞曲」(演芸画報・明治40年7月)、田中緑紅『祇園ねりもの』に記載のある万延元年(1860)の練物が、能狂言づくしであったことを紹介しており、その情報源が番付ではなく、八坂神社に奉納された扁額であるという。その扁額が、きちんと保管されていて、いつしか姿を現さないかとと願っている。

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