鵺退治

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ぬえたいじ


画題

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解説

(分類:武者)

画題辞典

鵺は怪鳥なり、昼隠れ夜鳴く、其声小児の叫ぶに似たりという、曽つて近衛院天皇の時源頼政宿直し、殿屋上の怪獣を射て之を落とし、郎党猪早太と共に之を殺す、その形、猿首、虎身、蛇尾、声鵺の如し、天皇の御悩之れが為めに平癒す、世に鵺退治というは是なり、俗画として図せらるる所多し。

蓋し近衛天皇の御悩は申の刻に始まり、寅刻に盛りに、巳の刻に已むこと、毎夜の例なりしを、頼政鳴絃の法を行ひて之を治せしというより、之を形に顕はして斯くいひ伝ふるに至りしものなるべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

げんざんみよりまさ「源三位頼政」の項を見よ。(鵼退治

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)