高尾山

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たかおやま


画題

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解説

東洋画題綜覧

京都の名所、槙尾栂尾と共に紅葉境として名高い。山には神護寺があり朱塗の橋がある。

高雄山神護寺は光仁帝の御宇、和気清麿奏聞し建立有りしなり、初めは神願寺と号しぬ、淳和帝の御宇天長二年に、空海に賜る、神護国祚真言寺とあらため号す、其頃詔を下して金剛定寺の額を空海和向に書しめんと勅使を立せ給ひける、をりふし五月雨して清滝川の水増りて高尾山のゆきゝ止りける、勅使則川のほとりにたゝずみ給ひ案じ煩ひ煩ひけるを空海しろしめして筆に墨をふくませ持たる額に向ふて書給ふに墨霧の如く飛で、額の面に金剛定寺の四字現れける、(中略)此所はむかしより紅葉の名所にて奥の地蔵院より下なる渓をはるかに見おろし立田の秋の色そひ水にうつろふ紅に峰の夕日かゞやき、あらしに見たるけしき、錦をさらすなど詠みけんも思ひやられ、停車坐看楓林晩とは杜牧が詞なり。  (都名所図会)

高尾山は都名所として画かるもの極めて多い。

英一蝶筆          東京美術学校蔵

円山応文筆         東本願寺旧蔵

安藤広重筆         京名所の中

菊池芳文筆 (六曲半双)  所蔵者不明

中村春楊筆         第十一回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)