鍾呂伝道

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しょうりょでんどう


画題

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解説

東洋画題綜覧

鍾離権長安の酒肆で呂洞賓に逢ひ、これに詩を賦せしめて其の志を試し、遂に仙衛を伝へる、『列仙伝』呂厳の項中に曰く。

羽士曰、可吟一絶、予欲観子之志、洞賓授筆書曰、『生在儒家遇太平、懸纓重滞布衣軽、誰能世上争名利、欲事天皇上王清、』羽士見詩曰、吾雲房先生也、居在終南鶴嶺、子能従遊乎、洞賓未応、雲房因与同憩肆中、雲房自為執炊、洞賓忽就枕昏睡。

と、図は鍾離権が呂洞賓に枕を与ふる処を画く、京都西源院に伝狩野正信の作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)