蛞蝓

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なめくじ


画題

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解説

東洋画題綜覧

蛞蝓は軟体動物の腹足類中有肺類に属し、頭に長短二対の触覚があり、前方は短かく後部のものは長く、後部の触角の尖端に眼があり、触角の下に小さい口がある、一匹で雌雄同体であり、体はその棲息する場所によつて異るが概して淡褐色で三条の暗褐色の線があり、全体に細かい黒色の斑点があり、腹部は即ち足で黄白色を呈し、体は絶えず粘液に包まれてぬらぬらして居り、運動はその体を伸縮させ、動いたあとは此の粘液が一の線を描いてゆく、もとは水中に棲息し、貝殻をもつてゐたのであるが、陸上に棲息するやうになつてから、貝殻が離れてしまつたのであるが、一種黒蛞蝓にはなほその痕跡を遺してゐる、漢名蜒蚰螺、附蝸、鼻涕虫、和名なめくぢ、なめくぢり、なめくぢら。

花鳥画の小点などに時々描かれてゐるが、この虫を主としたものなどは少い。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)