藤娘

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ふじむすめ (Fujimusume)


文政9年(1826)9月江戸中村座、2代目関三十郎の演じた五変化所作事「哥へす/\余波大津画」の中の一曲。大津絵の藤娘が絵から抜け出してきて踊るという趣向。 現在は、6代目尾上菊五郎によって藤の花の精が踊るという演出に変えられている。ふじむすめ


画題

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解説

画題辞典

藤娘は鬼の念仏、其の他と共に好んで大津絵に描かるゝ所なり、俗曲にも唄はる、若き娘の塗笠を頭に戴き、藤花を肩にせる図なり、浮世絵にも画かるゝもの少しとせず。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

大津絵の一として画かる、塗笠をかむり藤の花の模様ある衣裳を着て片肌を脱ぎ、藤の花一枝を肩にした娘姿を描く、その拠は詳でないが、塗笠は貞享の頃まで流行したもの、此の風俗は元禄時代の花売娘を描いたものといひ、かうした姿は、町娘の風俗として一般的のものであつたらしいといふ。  (大津絵)

藤娘は浮世絵に極めて多いが、富岡鉄斎にもその作二三ある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)