萱草

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かんぞう


画題

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解説

東洋画題綜覧

百合科に属する植物、山野到る処にこれを見る、百合に似た花を開き黄色で濃いものと薄いものとがある、鬼萱草、薮萱草など称へ、又一に忘れ草といふ、元来萱は字書「ケン」であるが、「クワン」と呼ぶのは一に此の草「諼草」と呼ぶからで、諼は忘るゝの義、即ち此の草を忘憂草に作り、又、老婦に対し齢を忘るゝに作る処から、人の母堂を称して萱堂といふ、花鳥画の画材として画かるゝもの枚挙に遑もない。異名に忘憂、療愁、丹棘、鹿葱、妓女、鹿剣、宜男草などある、その宜男草といふのは懐妊した婦人此の花を身に佩する時は男子を生むとて珍重さるゝに依る。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)