花扇

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けせん


画題

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解説

東洋画題綜覧

花扇、又はなあふぎと俗に曰ふ、昔七夕の遊興に陽明(近衛)家から七種の草花を束ね、檀紙で包み水引を以て装飾し扇形とし禁裏に献上したもの、『閑田次筆』に曰く

年ごとの文月七日のあした、陽明家より内へ奉らせたまふ花扇といふものあり、御使は匂ひといへるはしたものにて、勾当の内侍の御許へ御文あり、長橋へもて参れるさま、いと興ありて衣被着ごめ、高き足駄をはき、一人は花扇をもつ、此下部も又助と何とかや、此日の名はむかしより定れりとぞ、内にては小御所のおまへの御池にうかべて、二星の御手向になし給ふとなん、これもいつのころよりはじまりしといふことはさだかならぬよしなり源勘解由判官画きて贈られぬ。

花扇は風俗画として面白いので、年中行事絵によく描かれ、谷口香嶠、猪飼嘯谷などにその作があり、宇喜多一蕙にも名作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


けせん「花扇」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)