芦屋道満大内鑑

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あしやどうまんおおうちかがみ


浄瑠璃、五段、時代物竹田出雲作。享保十九年(1734)竹本座。信太森の白狐が安倍保名と契って、安倍晴明を生んだという有名な信太妻の伝説を基とした作品。四段目の「子別れ」が全編の山で今日も舞台に上る。

安倍保名は信太森で白狐を助けたが、白狐は恩返しに葛の葉となって保名を尋ね、夫婦になって一子を儲ける。ところが本物の葛の葉姫が現れたので、白狐は機屋の障子に「恋しくば」の歌を書き残して古巣へ帰る。狐の葛の葉と、葛の葉姫との二役に扮するのがしきたりとなっている。見どころは子別れの愁嘆と口や左手を使って歌を書くところ。清元保名はこの作の二段目「小袖物狂」を舞踊化したもの。