祇園祭礼信仰記

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ぎおんさいれいしんこうき


総合


歌舞伎

浄瑠璃、五段、時代物。中邑阿契・浅田一鳥等合作。宝暦七年(1757)豊竹座。 織田信長の生涯を記した「信長記」を脚色した作。今日上演されるのは四段目の切、「金閣寺」だけ。 将軍家を滅ばし、金閣寺で栄華を極めている松永大膳は、かねて恋慕する狩野雪村の娘雪姫を召し出し、意に従わせようとする。雪姫は大膳が父の敵であることを知り斬りかかるが、桜の幹に縛められる。足で花びらを寄せ集めて鼠を書くと、本物の鼠が現われて縄を喰い切る。一方計略を以て大膳に取入り、碁の相手をしていた木下東吉は、人質となっていた将軍の母慶寿院を救い出し、大膳と戦場での再会を約して別れる。 この金閣寺の大道具のセリ上げは有名。東吉が井戸へ投込まれた碁笥(ごけ)をすくい上げて碁盤へのせての見得や、雪姫の「爪先鼠」が見どころ。