碁太平記白石噺

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ごたいへいきしろいしばなし


総合


歌舞伎

浄瑠璃、十一段、世話物。紀上太郎(きのじょうたろう)・容楊黛(ようようたい)、烏亭焉馬(うていえんば)合作。安永九年(1780)江戸外記座。 由井正雪の事件に、奥州で起った姉妹の仇討をからませたもの。今日では七段目「新吉原揚屋」だけが上演される。 向州白石の百姓与茂作は、志賀台七に殺されたので、娘信夫は吉原で全盛の傾城となっている姉宮城野を尋ねて江戸に来り、大黒屋惣七と逢い、伴われて揚屋の二階で姉妹が邂遁する。二人は仇討に出かけようとしたが、惣七にその無謀を戒められ、武芸を習って腕を磨くことになる。 吉原の傾城と奥州の田舎娘との対照に妙があり、信夫の奥州訛りが面白い。