とかいもんじゅ
「もんじゅ」(文殊)の条を見るべし、文殊菩薩渡海の様を図せるものなり。
出城醍醐高台院所蔵一点(伝珍海筆)、摂津叡福寺所蔵一点(筆者不明)
(『画題辞典』斎藤隆三)
もんじゅしり「文殊師利」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
文殊菩薩の獅子に乗り、海中を渡る図である、荘厳な趣き他の形よりまさるので画かるゝもの極めて多い。
祥啓筆 上野精人氏蔵
伝珍海筆 小泉三申氏旧蔵