淀の水車

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

よどのみずぐるま


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

昔山城国淀川(淀河)にあつた大仕掛の水車で、これにより城中に水を汲み入れたといふ。

淀川の水車、山州淀の外、北の方大川の中に水車二つあり、その車、太さ差しわたし八間あり、廻り二十四間なるべし、釣瓶一つに水一斗六升入るよし、川水を城へ汲み入るゝ為めなり、二つとも泉水のやうにて城用の益にもあらず、年々修補の費若干なりといへども聞えし名物なれば、このまゝにかけ置けると。  (太田南畝―半日閑話)

富田渓仙筆  米国トレド日本美術展出品

宇田荻邨筆  第七回帝展出品      

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)