海晏寺

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かいあんじ


画題

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解説

東洋画題綜覧

江戸時代に於ける紅葉の名所、南品川にある、『江戸砂子』に曰く

海晏寺は品川サミヅに在り、紅葉の名所なり本尊鮫頭観音は建長三年当寺門前の海にかかりし鮫の腹より出現せる霊仏なり、当寺鎌倉へ訴へしかば、北条時頼堂塔を建てられ、建長寺道隆和尚を開山とし、寺務百八十貫と定めらる、門前には関所を置かれ大森館主之守りけり、寺内に古石塔多し、中興は慶長元年天叟慶存和尚、改めて曹洞宗としたり。

これを画いたものに左の作がある。

安藤広重 『海晏寺紅楓』  四季江都名所の内

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)