浄土五祖

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

じょうどごそ


画題

画像(Open)


解説

画題辞典

唐宋の高僧中より浄土法門を説きたるもの五人を選びたるものにて、曇鸞、道綽、善導、懐感、少康の五師ないう。

京都嵯峨二尊院所蔵のものは俊乗坊重源の将来する所なり、又鎌倉光明寺には筆者不詳の五祖絵巻あり、尾張曼荼羅寺に五祖五幅あり、何れも共に国宝なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

唐宋の高僧中、浄土法門を開いた人、五人をぬいて五祖とし尊崇したもの、即ち曇鸞、道綽、善導(善導大師)、懐感、少康(少康法師)の五師である。

上人唐宋二代の高僧伝の中より、曇鸞、道綽、善導、懐感、小康の五師をぬきいて、一宗の相承をたて給へり、其後俊乗坊重源入唐のときに、上人仰せられていはく、唐土に五祖の影像あり、かならずこれをわたすべしと、之により渡唐の後あまねくたづねもとむるに上人の仰たがはず、はたして五祖を一舗に図する影像を得たり、重源いよ/\上人の内鑑冷然なることをしる。  (法然上人絵伝第六)

此の重源の将来したものといふのが、京都嵯峨二尊院にあつて国宝に指定され、又鎌倉光明寺には筆者不明の五祖絵巻を蔵し、尾張曼荼羅寺には、五祖五幅があり、皆国宝となつてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)