槖駝
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たくだ
画題
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解説
東洋画題綜覧
槖駝とは元来動物のことであるが、駱駝のやうに背の曲つた郭が樹木を種するのに巧みなので郭槖駝といひ、これを柳宗元が筆にしてから、植木師の異名となつた。伝に曰く
種樹郭槖駝伝 柳子厚
郭槖駝不知始何名、病僂隆然伏行有類槖駝者、故郷人号曰駝、駝聞之曰、甚善、名我固当因捨其名、亦自謂槖駝云、其郷曰豊楽、郷在長安西、駝業種樹、凡長安豪家富人、為観遊及賈果者皆争迎取養視、駝所種樹、或遷徙無不活、且碩茂蚤実以蕃、他植者雖窺伺倣慕、莫能如也、有問之、対曰、槖駝非能使木寿且孳也、以手能順木之天以致其性焉爾、凡植木之性、其本欲舒其培欲平、其土欲故、其築欲密、既然己勿動勿慮去不復顧其蒔也若子其置也若棄則其天者全其性得矣、故吾不害其長而已、非有能碩而茂之也、不抑耗其実而已、非有能蚤而蕃之也。（下略） （古文真宝）
これを画けるものに富岡鉄斎筆（坂本光浄氏蔵）がある。
（『東洋画題綜覧』金井紫雲）