文宣王

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ぶんせんのう


画題

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解説

画題辞典

文宣王ば大聖孔子の諡號なり、孔子の條を見るべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

孔子の諡号、漢の平帝、孔子を追諡して褒成宣尼公といふ、『左伝』には魯哀公孔子を誄して『哀哉尼父』と云つた、宣尼は蓋し尊で字を称して諡の如くにしたのである、唐の玄宗開元二十七年に至り、孔子を追諡して丈宣王と称ふ、又、宋の真宗咸平十三年、帝親ら文宣王の廟に謁し其墓に奠し追憶して玄聖文宣王といふ、後、改めて至聖文王とした、明の国初、詔して諸神の封号を正したが、孔子の封爵はなほ唐宋以来の旧の号により大聖至聖文宣王と称した。

なほ、『文宣王』の画題で、孔子を画いたものに左の作がある。

狩野探幽筆  広中素介氏旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)