宇津山

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「現在の静岡県宇津ノ谷と岡部町岡部の境付近とされる東海道の難所。」(『静岡県の地名』)


「岡部より十石坂を経て、湯谷口より坂路なり。これをうつの山という。宇津谷嶺(うつのやとうげ)まで一里。『和名鈔』、内屋郷有度郡とあり」(『東海道名所図会』)






  • 『静岡県の地名』日本歴史地名大系第22巻 平凡社地方資料センター編 2000年 平凡社
  • 『新訂 東海道名所図会(中)』新訂 日本名所図会2 粕谷宏紀監 2007年 ぺりかん社うつのやま

画題

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解説

東洋画題綜覧

駿河国安倍郡にある峠、在原業平の感興を催うした蔦の細道の遺跡で『伊勢物語』に名高い。

岡部の里を過ぎて遥にゆけば、宇都の山にかゝる、此山は山中に山を愛するたくみの削り成せる山なり、森々たる林をわけて峨々たる峰を越ゆれば、山高うして目を遮るものとては桧原槙の葉、老の力此を疲れたり、足を任するものは苔の岩根、蔦の下道、峻難にたえず、

あすや又きのふの雲に驚かんけふはうつつの宇都の山越  (海道記)

手越の宿にとまりて足を休む。

宇津山は『伊勢物語』又は『蔦の細道』の題下に画かるゝものが多い。

なほありわらのなりひら「在原業平」の項を参照。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)