女楽

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にょがく


画題

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解説

東洋画題綜覧

源氏物語若菜の巻下の一場面、朱雀院五十の賀の折、御子達や女三宮も加はつて音楽の合奏が行はれる、『正月二十日ばかりになれば空もをかしき程に風ぬるくふきて御前の梅も盛になりゆく』時である。

今日の拍子合せには、童を召さんとて、右大の段の三郎、かんの君の御はらの兄君、笙の笛、左大将の御太郎横笛と吹せて、簀子にさぶらはせ給ふ、内には御しとねども並べて、御琴どもまゐりわたす、秘し給ふ御琴ども、うるはしき紺地の袋どもに入れたる取り出でて、明石の御方に琵琶、紫の上に和琴、女御の君に箏の御琴、宮にはかくこと/\しき琴は、まだえひき給はずやと危くて例の手ならし給へるをぞ調べて奉り給ふ。

と、この場面極めて美しいので、源氏絵として画かる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)