夏景山水

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かけいさんすい


画題

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解説

画題辞典

連峯雲を吐き渓澗飛泉奔る夏の天地山川の風景を図したるものを汎称して夏景山水となす。山水画の一なり。特に一幅に画くあり、四季山水の一として画くあり、夏冬山水双幅の一として画くあり、古往今来その作極めて多きが内に

高然暉筆(京都金地院所蔵)、伝呉道子筆(京都高桐院所蔵)、伝孫君沢筆(京都養徳院所蔵)、胡直夫筆(甲斐久遠寺所蔵)、筆者不明南宋画(村山龍平氏所蔵)、雪舟筆(京都曼殊院所蔵)

等何れも有名なるものなり。近くは曽我蕭白(京都外村氏所蔵)を始め、謝蕪村、池大雅、皆川淇園等より現代に亙って名作少しとせず。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

山水画の中、夏を画いたもの、山巒重畳する処緑樹これを蔽ひ、雲は深渓に湧き、飛泉断崖に懸る、これその概観で、海よりは山の方が自然多く、古来画かるゝもの少くない。

高然暉筆   (国宝)  京都金地院蔵

同            黒田侯爵家蔵

伝呉道子筆  (国宝)  京都高桐院蔵

胡直夫筆   (国宝)  甲斐久遠寺蔵

雪舟筆    (国宝)  京都曼殊院蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


翠巒重畳し飛泉迸り、雲煙去来し、時に急雨襲来す等、夏の山水は殊に変化が多い、これが為め冬山水と対幅に画かるゝものもあれば、四季山水の一として画かるものもあり、その項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)