坂田藤十郎

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さかたとうじゅうろう Sakata Tōjūrō


総合


歌舞伎

京阪の歌舞伎俳優。初世が最も有名。

初世

1647年生。 元禄期(1700前後)京阪を代表する名優。京都の座元の子。延宝六年(1678)上演の「夕霧名残の正月」の主役藤屋伊左衛門で大好評。伊左衛門は遊女のために落ちぶれた富豪の息子の役で、このような役柄を和事というが、藤十郎の創演といってもよい。のち作者近松門左衛門(1653-1724)と提携し、多くの和事を演じ、傾城買の元祖と謳われた。かれは風采もよく、弁舌にすぐれていたというが、舞踊が主であった歌舞伎を、完全な写実劇にまで進歩させた功績は、非凡な技価によるといえる。藤十郎の言行を筆録したものに、「耳塵集」「賢外集」などがある。

二代目

(1669-1724)

三代目

(1701-1774)

四代目

(1931-)