吉野静

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よしのしずか


画題

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解説

(分類:武者)

東洋画題綜覧

能の曲名、源義経既に吉野を出たが、なほ遠く落ちのびさせやうと、忠信は仮に都道者の姿となり、衆徒の席に入つて問答に時刻をうつし、に出あつて法楽の舞を舞はしめるといふ筋、清次の作で、シテは静、ワキは忠信、狂言衆徒、処は大和である。

「さても静は忠信が、其契約を違へじと、舞の装束ひきつくろひ、忠信遅しと待ち居たり、「是は都道者にて候ふが、法楽の舞の由承り下向道を忘れて候ふ、はやく舞を始め給ふべし、「都の人と聞けばなつかしや、判官御道せばき事、世上の聞えいかなるぞ、都人こそ知るべけれ「終には御中なほらせ給ふべしと、聞くより人々先非を悔いて、皆々恐れ申すなり、さてはうれしや、くはしくも知らせ給ふか都人、あまりに事のび時うつりぬ、心得給へ舞の袖、「げにのう言葉多き者は品すくなし、かやうに我等言の葉過ぎば、なか/\人もあやしめて、もしもそれかと三吉野の、かつて知らすな、静かに囃せや静が舞に、「衆徒も時刻や移すらん、「神こそ納受ましますらめ「げに此御代もかが舞。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)