きょうこうさくへき
画題
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解説
画題辞典
前漢の匡衡、字に稚圭、東海承の人なり、父は世々農夫、衡学を好むも、家貧しくして、庸作纔に資用に供し、隣家燈火あるも之を取る能わざるより、壁に孔を穿ち、燈火を導き、以て書を読みたり、遂に大儒となる。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
匡衡は前漢の大儒、字は稚圭、東海承の人、幼時、学を好むと雖も、家貧にして灯を点ずること能はず、隣家に灯火あるを見、壁に孔を穿ち、その光によつて書を読み、遂に大儒となつたと。孫康の雪(孫康映雪)、車胤の蛍光と共に有名なる苦学の故事である。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)