立命館大学 アート・リサーチセンターでは、

京都を拠点とする日本の文化芸術的コンテンツをデジタルデータとして保存・蓄積し、研究しています。

無形文化・時間芸術といったアートを伝承していくためには、デジタルアーカイブが必要不可欠です。

 

スタジオでは、その技術的側面を支えています。

 

主な活動は、アート・リサーチセンターに関わる講演会や伝統芸能など、様々な催しの撮影・編集・データ変換及びそれらの運営です。

撮影はアート・リサーチセンター内の多目的ルームのみならず、京都市内の観世会館など学外でも行っています。

過去に撮影された各種映像メディア(ProfessionalDisc,P2,DVCAM,DV,HDCAM,BETACAM等)のアーカイブ管理及びリスト作成も重要な業務の1つです。

 

能楽においては、片山家と連携して、能舞台の撮影・編集のほか、

寄贈ビデオの保管とデジタルデータへの変換作業を行うことで、伝統芸能の保護と振興にも貢献しています。

 

また、各プロジェクトへの技術的な支援など、

アート・リサーチセンター内の他活動に対しても重要な役割を果たしています。

 

以上の活動を支えているのが、充実した各種映像用機材です。

 

撮影はPDW-F335KやPXW-Z100などの業務用カメラを、

編集はHP Z WorkstationにてEDIUS Pro 7やAdobe Creative Cloudを使用。

また、音響では総合音響製作システムProtoolsを中心に

高性能な機材と、整った環境の中で求められるニーズに確実に応える仕事を実現させてきました。

 

スタジオでは、これらのカメラや各種撮影用機材、編集機、変換機といった機材と映像編集用PCの管理及び定期的なメンテナンスも行っています。

 

今後は引き続きデジタルアーカイブ作業に精力的に取り組んでいくほか、

新たな柱として、ネットワーク上の映像配信をより強化し、

世界へ向けて価値あるアーカイブ映像の発信を行っていく方針です。

Copyright © 2016 Art Research Center Studio, Ritsumeikan University.