シンポジウム よみがえる日本映画 -映画復元の現在、フィルムとデジタルの融合
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第一部 『三朝小唄』上映会 13:00
– 14:20
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『三朝小唄』復元ドキュメンタリー(立命館大学ARCマキノ・プロジェクト製作) 『三朝小唄』(1929年、マキノ御室)復元版35mm 18コマ/秒映写 60分 澤登翠弁士・ピアノ伴奏つき上映
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今回上映する『三朝小唄』は、1929年にマキノ映画から鳥取県三朝町にロケ協力の御礼として贈呈された可燃性フィルムを復元したものです。復元は東京国立近代美術館フィルムセンターが推進し、株式会社IMAGICAウェストの技術で当時の映像の質を追及しました。立命館大学アート・リサーチセンター「マキノ・プロジェクト」では、マツダ映画社から情報を受けて2001年に可燃性フィルムの現存を確認し、16mm版の上映会を開催しましたが、以来、可燃性フィルムの復元へ向けて活動を進めてまいりました。2005年2月に完成した復元版『三朝小唄』のお披露目とともに、『三朝小唄』の復元に取材した映画復元ドキュメンタリーを上映します。
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第二部 映画復元シンポジウム
14:35 – 17:50
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14:45-15:15 「IMAGICAウェストの復元活動と取り組み」 IMAGICAウェスト
フィルムプロセス部課長(現像、アーカイヴ担当)大坪秀夫
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15:15-15:45 「9.5mmフィルムのデジタル復元 『祇園小唄絵日傘 狸大尽』の事例」 京都府京都文化博物館
学芸員 森脇清隆 *『祇園小唄絵日傘 狸大尽』復元版35mmフィルムと2Kデジタルデータの上映あり
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15:45-16:15 「デジタル経由のフィルム復元
『瀧の白糸』『新・平家物語』を中心に」 東京国立近代美術館フィルムセンター
研究員 常石史子 *『瀧の白糸』(部分)と『新・平家物語』(予告編)のデジタル復元版35mmフィルムの上映あり
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16:15-16:25 休憩
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16:25-16:40 超高精細800万画素ディジタルシネマ配信システムの紹介 NTT未来ねっと研究所
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16:40-17:50 パネルディスカッション 大坪秀夫、森脇清隆、常石史子
司会 立命館大学文学部 助教授 冨田美香 *『新・平家物語』(予告編)復元版35mmフィルムと2Kデジタルデータの上映あり
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