いしおうじょう
石王兵衛といふ作者の創始した尉面、その眼やや伏せ寂然として一種異様な風骨を示す、『遊行柳』『西行桜』『白楽天』『放生川』『雨月』等の後シテに著る、高雅な相貌。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)