くまのまんだら
本地垂迹の説に基き、熊野三山を三所権現となし、なほ十二所権現あり十五所権現あり諸仏法尊の熊野に在すを以て熊野を胎蔵界曼荼羅に当て、画いたものがそれである。
これを画いたものに左の作がある。
伝宅磨勝賀筆 (国宝) 山城高山寺蔵
筆者不詳 (国宝) 摂津有馬温泉神社蔵
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)