秋色女
しゅうしきじょ
画題
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解説
東洋画題綜覧
江戸の俳人で名はお秋、日本橋堀江町の菓子司大目某の妻、十三歳の時上野に桜を見て、観音堂の井の上にある桜に題して曰く、『井の端の桜あぶなし酒の酔』と、寛永寺の門主其句を見て秀逸とし屡々お秋を召して俳諧を語らひ、号を秋色と賜ひ、これより此の桜を秋色桜と呼んだ、享保十年四月十九日歿す、年五十七、宝井其角の門下、島崎柳塢にこれを画いた作がある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
しゅうしきじょ
江戸の俳人で名はお秋、日本橋堀江町の菓子司大目某の妻、十三歳の時上野に桜を見て、観音堂の井の上にある桜に題して曰く、『井の端の桜あぶなし酒の酔』と、寛永寺の門主其句を見て秀逸とし屡々お秋を召して俳諧を語らひ、号を秋色と賜ひ、これより此の桜を秋色桜と呼んだ、享保十年四月十九日歿す、年五十七、宝井其角の門下、島崎柳塢にこれを画いた作がある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)