駱駝
らくだ
画題
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解説
東洋画題綜覧
反芻偶蹄類に属する大きな動物で、頸長く脚も亦長く、其性は極く温和で、よく渇に堪へるので砂漠の旅行などに便とする処、昔から砂漠の舟と称せられてゐた、二種類ある、一を双峰駝といひ、一を独峰駝といふ、背上の内峰の数に依るもの、前者はアフリカ、アラビヤに産し後者は中央アジアの産である。
駱駝の描かれたものは少くない、二三を挙ぐ。
長崎版画 『駱駝渡来図』 文錦堂版
山村耕花筆 『駱駝』 第四回院展出品
池上秀畝筆 『文姫辞胡』 第十六回文展出品
川崎小虎筆 『西天求法』 第七回帝展出品
小室翠雲筆 『石人無語』 第十二回帝展出品
小村大雲筆 『三蔵渡印』 第十四回帝展出品
川端竜子筆 『源義経』 第十回青竜社展出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)