蛤
はまぐり
画題
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解説
東洋画題綜覧
蛤は貝の一種、その形が栗の実に似ているので浜栗といふ、貝殻には黒色の靭帯があり之が蝶番ひとなつて左右に開く、その基部には三個の歯がある、貝殻は光沢美しく白地に斑点あるもの、これを花蛤といふ、全面濃褐色を呈するもの、之を烏貝といひ、白いのを白貝といふ。
春の景物として小品画などによく描かれる。
いまぞ知る二見ケ浦のはまぐりを見合せよとて思ふなりけり 西行法師
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
はまぐり
蛤は貝の一種、その形が栗の実に似ているので浜栗といふ、貝殻には黒色の靭帯があり之が蝶番ひとなつて左右に開く、その基部には三個の歯がある、貝殻は光沢美しく白地に斑点あるもの、これを花蛤といふ、全面濃褐色を呈するもの、之を烏貝といひ、白いのを白貝といふ。
春の景物として小品画などによく描かれる。
いまぞ知る二見ケ浦のはまぐりを見合せよとて思ふなりけり 西行法師
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)