飛魚
とびうお
画題
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解説
東洋画題綜覧
飛魚は飛魚科に属する魚、文鰩、又は☆(魚偏+登)魚の異名があり『あご』『とびいを』『つばくろうを』『つばめうを』などと、所によつて其の名称を異にしてゐる、体は円く且つ長く頭は幾分角ばつて居り口は小さく眼は割合に大きく、鱗は頭部にまで及び極めて剥げやすく、背鰭が小さく僅かに尾鰭に近く存在してゐるかと、思ふと胸鰭は非常に発達して鳥の翼の如く海上を飛行するのは、この鰭に依るので、此の魚の群をなして胸鰭を張り紺碧の海上を飛翔する状は中々の壮観である、大さは一尺位、此の魚は古くから知られてゐたもので、地中海の一孤島フイラコビで発見された土器や壁画にも此の魚を描いたものがある。
飛魚を画いた作
川端竜子筆 『黒潮』 昭和七年個展出品
山村耕花筆 日本美術院出品
高瀬五畝筆 昭和五年読画会出品
森白甫筆 『飛躍』 昭和十六年白日展出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)