月夜見尊
つきよみのみこと
画題
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解説
東洋画題綜覧
天照大神の御弟、月読命月弓命とも書き、また月神ともいふ、伊弉諾尊の御子で、日本書紀には諾冊二神が国土経営の後天下の主たる神を生まんとて先づ日神を生み次に月神を生む、光彩日に亜ぐ処から日に配して高天原を治めよと天上に送ると見え、一書には伊弉諾尊左手に白銅鏡を持ち大日霊尊を生み、右手には白銅鏡を持ち丹弓尊を生むと見え、古事記には伊弉諾尊が日向国橘の小門にて禊の時、左の目を洗つて天照大神を生み、右の目を洗つて月読尊を生むとある。 (大日本人名辞書)
月を象徴する神として画かれる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)