青緑山水

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せいりょくさんすい


画題

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解説

画題辞典

青緑山水は水墨山水に対して作る所にして、山石樹木に綠青群青等を以て濃彩を施せる山水画の総称なり、

近世にては谷文晁最も好んで濃厚なる青綠山水を作る、徳川伯爵水野子爵所蔵の各一幅の如きはその代表と推すべきこのなり、その他、中林竹洞、高久靄厓、柳沢淇園、池大雅、貫名海屋等にも青綠山水の逸品あり、明治大正に至りては野口小蘋、小室翠雲等の作多し。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

青緑山水は水墨山水に対する技法の名称であり、山水を画くに緑青群靛の如き岩絵具を用ひ濃彩を施したもの、谷文晁に最も多く、徳川伯爵家蔵、又、根津美術館蔵の如きはその代表的大作といふべく、其他

文伯仁筆 (重美)  岩崎男爵家蔵

福田半香筆      麻田駒之助氏蔵

野口小蘋筆      岩崎男爵家蔵

等がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


さんすいが「山水画」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)