雲水
うんすい
画題
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解説
画題辞典
雲水は行脚の僧なり。禅僧特に行脚するより禅僧の専用語となる。豊平禅師の詩に「一身如雲水、悠々任去来」の句あり、画かるゝ所少なからず。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
行雲流水の義、雲や水の行方定まらぬ意から、禅僧の諸国山河を跋踄して道心を修練することに用ひらる。出処は豊干禅師の詩に『一身如雲水悠々任去来』からともいひ、又黄庭堅の詩の、『淡如雲水僧』からともいふ。
諸国行脚の僧を画くに時り、此の画題を用ひることが少くない。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)