喜撰

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きせん


画題

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解説

東洋画題綜覧

山城宇治山の僧、一に窺仙に作る、桓武帝の裔、宇治山に居て密呪を持し、兼ねて長生を求め穀を避け餌を服す、一日雲に乗つて去り終る処を知らずといふ、詠歌を善くし勅を奉じて和歌式を撰す、然も自から詠ずる処としては、『古今集』に収められた。 我庵は都のたつみ鹿ぞすむよを宇治山とひとはいふなり の一首を伝へるのみ。六歌仙の一人。 宇治山の喜撰は詞かすかにして、はじめをはりたしかならず、いはゞ秋の月を見るに暁の雲にあへるがごとし、よめる歌おほくきこえねば、かれこれをかよはして、よくしらず。  (古今和歌集序) 宇治山を背景として画いたもの、又は歌仙絵と画かれたもの間々これを見る。 円山応挙筆  井上子爵家旧蔵 (『東洋画題綜覧』金井紫雲)