黄安
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総合
【出典】
王世貞『有象列仙全傳』
近世視覚文化を読み解くこうあん
画題
画像(Open)
解説
東洋画題綜覧
黄安は支那の神仙で、漢武帝の五仙臣の一人、その齢万年といひ、常に亀に乗つてゐるので、長寿を喜ぶ画題として喜ばれる、『列仙伝』巻二に曰く。
黄安代郡人、年万歳余、貌若童子、常服硃砂、挙身皆赤、不着衣、坐一神亀、亀広三尺、時人問安坐亀幾年、曰三千歳、乃一出頭我得亀以来已五出頭矣、行則負亀而而趨、世人謂安年万歳、漢武帝聞其異乃与論虚無神仙之事、帝毎屈礼焉、及封泰山、詔董謁、李充、孟岐、郭瓊、黄安五人同輩謂之五仙臣帝崩後、即去、不知所之。
同書には黄安乗亀の図を載せてゐる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)