反魂香のソースを表示
←
反魂香
ナビゲーションに移動
検索に移動
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
この操作は、以下のグループに属する利用者のみが実行できます:
登録利用者
。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
=総合= 中国の想像上の香の名で、焚くとその煙の中に亡き人の姿が現れるという香。返魂香、去死香ともいい、楓に似た花と葉をもち、芳香を百里先にも放つという霊木・反魂樹から製造されるとしている。 反魂香に関する逸話はいくつかあるが、最も知られているのは漢の武帝の故事で、漢の武帝は寵愛していた后・李夫人の死を悲しみ、夫人に対する思いがやまないため、泰山の方術士・李少君に反魂香を焚かせたところ、その煙の中に亡き李夫人の姿が見えたというものである。この説話は『漢書』『後素集』『東坡詩集註』などに見える。武帝伝説は白居易の傾国の詩にとりあげられ、それが『源氏物語』や『太平記』に引かれるなどして、わが国にも反魂香の伝説 が定着していったようである。 反魂香は元禄歌舞伎の典型的代表作『けいせい浅間嶽』(元禄十一年正月、京都布袋屋初演)の中で、形を変えて取り入れられたことにより、「浅間物」というジャンルを形成する。『けいせい浅間嶽』は諏訪家の御家騒動の狂言で、あらすじは、諏訪家の若殿小笹巴之丞が、家を追われ流浪の末、許婚音羽の前にめぐり合う。そこで愛人である傾城奥州との間で交わされた起請(愛の誓いの証文)を、今は無用になったと火鉢に投げいると、煙の中から奥州の姿が現れて、恨み言を言って消える。 この起請にこもる奥州の怨念の場面は特に人気が高く、以後この煙の中に思う人の姿が現れるという反魂香の趣向は、さまざまな形となって歌舞伎や浄瑠璃に取り入れられ、また浮世絵では見立絵となっている。 しかし反魂香の故事そのものの絵画化や劇化は少なく、浮世絵などで浅間またはその見立絵が多いように、美術方面では故事よりも浅間物との関係の方が深い。 ---- =画題= ===画像(Open)=== *[http://www.dh-jac.net/db/nishikie/results.php?enter=portal&f85=反魂香&-format=resultsp.htm&-max=50&f9=*&f11=1 ARC浮世絵検索システム] *[http://ukiyo-e.org/search?q=反魂香 Ukiyo-e.org] *[http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/search.aspx?searchText=反魂香 大英博物館Collection_Online] *[http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/search?q=反魂香 東京国立博物館] *[http://bunka.nii.ac.jp/heritages/search/freetext:反魂香 文化遺産オンラインDB] *[https://www.google.co.jp/search?q=反魂香 Google_Search] *[http://ci.nii.ac.jp/search?q=反魂香 CiNii論文検索] *[http://ci.nii.ac.jp/books/search?advanced=false&l=ja&q=反魂香 CiNii図書検索] ===解説=== (分類:物語) ===画題辞典=== 支那仙逸の故事にして最も知らるゝ所なり、李少君字は雲翼、泰山に住す、「漢武市の時宮中に抵り、反魂香を焚き、薫煙の裡に皇后李夫人の姿を顕して帝に見せしめたりといふ、図せらるゝ所多し。 (『画題辞典』斎藤隆三) [[category:画題|は]] ===東洋画題綜覧=== 想像の香の名で、これを炷くと煙直上してその中に死者の姿を現はすといふ、漢武帝と[[李夫人]]との故事に名高い。 李少君、字は雲翼、泰山に居す、漢武帝の時、反魂香をたき、煙の中に皇后李夫人の姿をあらはして武帝に見せしむ。 (後素集) 李夫人死、漢武帝念之不已、乃令方士作反魂香焼之、夫人乃降。 (東坡詩集註) (『東洋画題綜覧』金井紫雲) [[category:画題|は]]
反魂香
に戻る。
案内メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
日本語
表示
閲覧
ソースを閲覧
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWikiについてのヘルプ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
特別ページ
ページ情報