道今古
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みちの いまふる
画題
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解説
前賢故実
加賀国加賀郡大野郷の人。仁和元年、勅命により二級の位を授けられた。家の田租を免除され、門閭に表彰の印を掲げられた。今古は十三歳のときに元加賀権介大神高名に嫁いだ。二十余年後に高名が亡くなり、今古は夫の墓の側で粗末な家を建って住み、何年も離れず、昼夜泣き続けていた。今古の母親、すなわち箭集清河の娘は、二十一歳で結婚、夫が亡くなると、再婚せず節操を全うした。親子二代続き、貞操を守っていた。
(『前賢故実』)