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「影月堂コレクション」について
 「影月堂」というのは、私の蔵書印名である。その中の大半は、百人一首に関する資料である。
 特に力を入れたのは、かるた類である。美術的価値の高いものは、それなりに知られているが、大衆化された安価なかるたは、ほとんど顧みられていなかったので、とにかく収集してみた次第である。
 そのうち木版のかるたは、かるたに仕立てられる前の骨刷(一枚刷)もあって、楽しみながら集めた。もちろん百人一首以外のかるた(いろはかるたや花札まで)にまで手を広げたので、いつの間にか雑多なコレクションとなった。私が一人で収集してきたものだが、これだけの量のかるた類はどこにもなさそうなので、それだけがコレクションの価値といえる。

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