巻5.01 激しい攻防
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早速、酒呑童子の眷属の中でも、大力でならしていたえんおうという鬼が綱に向かっていった。力は互角で、なかなか勝負がつかなかったが、ついに綱が劣勢に陥ったところを、すかさず保昌が助太刀し、えんおうの体はたちまち真っ二つに斬られてしまった。
保昌が休息をとっているところに、今度は四天随一の力を誇る白熊が襲いかかったが、金時によって、またもや討ち取られた。すぐさま同じ四天の赤熊が追撃をかけたが、貞光によってあえなく袈裟斬りにされてしまう。
残る四天の青熊・白熊は、えんおうとの闘いで力を消耗していた綱を挟み撃ちにしたが、綱はものともせずに、三尺ばかりの大太刀で青熊を横手切りにし、これに怯えて逃げた黒熊も、頼光によって退路を断たれ、引き返し応戦したものの、毒酒の影響もあとを引いていたので、たちどころに討たれてしまった。
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