巻4.05 眷属の反撃

通力も次第に弱まり、首は空から転がり落ちて、ついに酒呑童子は絶命した。

酒呑童子の断末魔の叫びは、酔い伏して前後不覚になっている眷属たちの耳にも届いた。鬼たちは一転して驚き騒ぎ、武器を手に取り、頼光一行を取り囲み、前後左右に斬りかかった。

怒涛の勢いで攻めてくる眷属たちであったが、頼光たちは少しも怯むことなく、勇猛果敢に立ち向かってゆく。

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    外に出て眷属たちと戦う場面。