27. 掛川 秋葉山遠望(東海道五十三次:歌川広重)
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秋葉山の遠景
現在の静岡県掛川市。掛川は信濃へも通じる秋葉街道の中継地として賑わった。掛川宿のはずれ、二瀬川に架かる大池橋の様子が描かれる。橋の向こう側から渡ってくる僧侶に老夫婦が頭を下げ、後ろの童子は空の凧に夢中になりおどけている。遠景には、火伏の神である秋葉権現が祀られている秋葉山が見え、手前にはその秋葉権現の常夜燈が立っている。上空には丸凧が2つ見えるが、一方は糸が切れてしまったのか、空を浮遊し、もう一方は画面をはみ出るほど高々と舞い上がっている。
〈参考サイト〉
文化遺産オンライン「東海道五拾三次之内 27 掛川《秋葉山遠望》」(https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/175067)
東京富士美術館「東海道五拾三次之内 掛川 秋葉山遠望 | 歌川広重 | 収蔵品詳細」(https://www.fujibi.or.jp/collection/artwork/04347/)
東京伝統木版画工芸協同組合「「掛川 秋葉山遠望」(東海道五十三次) 歌川広重」(https://edohanga.jp/fifty_three_stations_of_the_tokaido/26th_station-kakegawa/)
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