19. 江尻 三保遠望(東海道五十三次:歌川広重)

港の繁忙ぶりとうららかな春の風景

 江尻は現在の清水港。画中に広がる海は駿河湾。ここから愛鷹山、箱根、伊豆半島までを遠望し、その手前に三保の松原を描き、白帆をはらませた船と停泊している船、街並までが描かれている。広重は東照宮のある久能山から、清水港を眺望した景色を描いている。港の繁忙ぶりとうららかな春の風景が描かれている。対岸には羽衣伝説で知られる三保の松原が見えている。江戸より約41里の地点であり、全体のほぼ三分の一経過した。

〈参考サイト〉

知足美術館「江尻 三保遠望|東海道五十三次」(https://chisoku.jp/tokaido/18_ejiri/

文化遺産オンライン「東海道五拾三次之内 19 江尻《三保遠望》」(https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/252979

アダチ版画研究所「歌川広重「東海道五拾三次 江尻 三保遠望」」(https://store.adachi-hanga.com/products/uk_hiroshige031?srsltid=AfmBOooDDjWU1pqW2zB4eiS1De7RdRaMwkXSrsLwAzsLwLtAsuUCf-ah

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