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No.58 三芝居花役者 手まり歌役者双六
無款
31.4×40.0、嘉永5(1852)年
アート・リサーチセンター蔵: arcSPM2-0011
数え歌を用いた回り双六。回り双六とは中央の上がりを目指して、出した賽<さい>の目の数だけ順に進んでいく双六。嘉永期(1848~1854)の江戸では、同種の回り双六がいくつか刊行されている。展示品の双六では、上がりの一つ手前のコマで止まり、六の目を出さなければ上がれない。それぞれのコマには、江戸で活躍していた役者一人ずつが割り振られ、給金額や役者の格付け記号として当時よく用いられていた「上上吉」によるランク付と共に役者評が記されている。
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