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結論を急ぐ前に…

1月26日の日記で「ロジンが溶けた」から「方眼紙が濡れた」と結論付けました。
その結論は、30日の日記で脆くも崩れ去ります。
ところが、結論に至る以前に問題があったのです。
K.さんからの御指摘で判明しました。

ロジンが溶けたのなら、十分に乾燥させた後に水のみで濡れるかどうかを確認しないと
私の言うような結論にはならないと。
その通りでした。
また、方眼紙を浸したアルコールと水の溶液にロジンが含まれているかどうかも
調べていません。
それで「溶けた」とは言えないのです。
ただの早とちりでした。申し訳ありません。
ここでその検証を行ってみます。

アルコールと水で浸した方眼紙を、十分に乾燥させました。
それに水を落としてみます。

結果は…

 

…濡れませんでした。

というわけで、やっとここで結論を言えます。
アルコールでロジンは溶けるが、
この方眼紙にはその公式が当てはまらない。

・この紙は中性紙であるからロジンは含まれていない
・ロジンが含まれていたとしても、ロジンをアルコールで溶かせない何らかの理由(物質)がある
といったことが考えられます。
それはこれからの課題としたいと思います。

結論を出す前に、その裏付けをとる。
当たり前のことができておらず、反省しています。
御親切にも御指摘くださったK.さん、ありがとうございました。
このことをバネに、今後はきちんと検証して参りたいと思います。
他の方々も、何かお気づきの点がございましたら、どうぞコメントに一言お願いします。

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コメント

検証を拝見しました。
ご納得されたようでよかったです。

結果が同じでも「なぜそうなのか」を明確にしないと、
その次の実験も土台がないところに重ねていくようなものですね。
k.さんのおかげで納得できました。
ありがとうございました。

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