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活動報告

 [書込]

[尾上松之助・絵葉書ブロマイド・大入り袋入り・40作品、354枚のデジタル化・画像公開]
2017年6月 5日(月)

代表者:尾上松之助遺品保存会 代表 松野 吉孝

 日本映画の草創期に、「目玉の松ちゃん」の愛称で慕われ、1000本もの映画に主演した「日本映画、初のスーパースター、尾上松之助」。しかし、現在残っている映画は10本に満たない中、当時の映画館で販売されていたと思われる、「大入り袋入り・尾上松之助劇・絵葉書ブロマイド、40作品」のデジタル化を進め、今後の国際的尾上松之助研究資料の一助とする。取り上げる40作品の大半は、大正11年頃の物で、松之助晩年の大作、「荒木又右衛門(大正14年公開)」「忠臣蔵(大正15年公開)」に繋がる作品群で、「日本映画の父・牧野省三監督」による「金看板甚九郎」のほか、「中山安兵衛」「鼠小僧次郎吉」「弁天小僧」「後藤又兵衛」「猿飛佐助」など現在でもなじみ深い作品が多く、大正時代の庶民が求めた大衆娯楽の姿も探る。また今後、この枠組みを用い、一昨年発見された松之助最晩年の大作「大正15年・忠臣蔵」スチール写真のデジタル化・公開にも繋げたい。