なら歴史芸術文化村で国宝・當麻寺のデジタルアーカイブ化プロジェクトの研究成果を発表しました
立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)では、奈良県との研究協力協定に基づき、田中覚教授(情報理工学部)らが文化財の保存を目的に奈良県葛城市の當麻寺のデジタルアーカイブ化と三次元測定可視化プロジェクトを実施しています。
8月21日、なら歴史芸術文化村にて開催中の「文化財研究中!ーなら歴史芸術文化村×連携4大学ー」の関連特別展 連携4大学座談会「ここでしか聞けない!文化財のウラ話」にて田中教授は、国宝・當麻寺のデジタルアーカイブ化と可視化の研究成果を発表しました。 ARCは奈良県と共同で20221年11月に當麻寺の3次元計測を行いました。計測は境内の全体、金堂、西塔を主に行い、 計測した点群の数は数十億点以上になります。大量の点群をそのまま使って、高精細な映像を作成、西塔を透視して内部の梁の構造や心柱を見てみたり、金堂内をVR環境で体験したりすることができます。
さらに田中教授はARC-iJACの国際共同研究プロジェクトとして、ユネスコの世界遺産であるインドネシアのボロブドゥール寺院遺跡のデジタルアーカイブ化についても紹介しました。このプロジェクトは、インドネシア国立研究革新庁(BRIN)(旧インドネシア科学院(LIPI))と共同で実施しています。
2022年7月23日から9月19日まで、なら歴史芸術文化村で開催される特別展の一部として、ARCの研究成果、および奈良の様々な文化遺産を研究している他の3大学の研究成果が紹介されます。
「文化財研究中!ーなら歴史芸術文化村×連携4大学ー」詳細はこちら
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Special exhibition ''Researching Cultural Heritages--Cooperation of Nara Prefecture Historical and Artistic Culture Complex with 4 Universities'
Date: July 23 (Sat) - September 19 (Mon), 2022
Time: 9 am - 5 pm (entry until 4.30 pm)
Location: Nara Prefecture Historical and Artistic Culture Complex, Exhibition Room (B1 floor)
Entrance fee: Free entry
Organizer: Nara Prefecture Historical and Artistic Culture Complex
Co-organizers: Tenri University; Art Research Center (ARC), Ritsumeikan University; Nara Prefectural University; Tokyo University of the Arts
>> See official website of the Nara Prefecture Historical and Artistic Culture Complex for details.