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立命館大学アート・リサーチセンター

アート・リサーチセンター(ARC)とインドネシア科学研究所地域研究センター(P2W-LIPI)が改めて協定を結びました - イベント情報

アート・リサーチセンター(ARC)とインドネシア科学研究所地域研究センター(P2W-LIPI)が改めて協定を結びました

ARCとインドネシア科学研究所地域研究センターが覚書を締結
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、サインはリモートで行われました

アート・リサーチセンター(以下、ARC)は、インドネシア科学研究所地域研究センター(P2W-LIPI)との間で改めて協定を結びました。(※今秋、政府機関の改変によりLIPIの名称は変更される予定)

このあらたなMOUは、2017年にLIPIと締結した覚書に基づき、4年間にわたる両機関の交流における成功と更なる友好関係を目指し、継続することを目的としたものです。
このMOUは、インドネシアのボロブドゥール寺院、リヤンガン遺跡、プンジュルハルジョ遺跡の研究及びアーカイブ・プロジェクトなど、デジタル・ヒューマニティーズの共同研究プロジェクトを実施するための枠組みとなります。
さらに、シンポジウム、セミナー、会議の共同開催や、共同プログラム/プロジェクトに関わる科学的資料や関連データの交換を支援しています。


世界遺産ボロブドゥール寺院のデジタルアーカイブ化

1_borobudur_07.jpeg ARCでは、プロジェクトリーダーである田中覚教授(情報理工学部)が中心となって、ユネスコの世界遺産に登録されているボロブドゥール寺院を最新の3次元計測技術で計測し、得られたビッグデータを用いて3次元透視可視化するアーカイブ・プロジェクトを進めています。
「この広大な遺跡の3Dスキャンを行ったのは、海外の科学者チームとしては初めてであり、ARCにとって重要な国際共同研究となりました」と田中教授は語る。

今後は、高精細4次元可視化コンテンツの開発のほか、アジアの歴史建造物をデジタル・アーカイブ化し、VR空間上にデジタルミュージアムを公開することを目的としています。

大規模文化遺産の可視化について、田中覚教授に聞く 記事はこちら