デジタルアーカイブ・テクニカルワークショップ「Digitizing Hanging Scrolls」を開催しました。
2021年5月27日(木)、立命館大学アート・リサーチセンター(以下ARC)は、セインズベリー日本藝術研究所(SISJAC)、セインズベリー視覚芸術センターと英国イーストアングリア大学との共同で、デジタル・アーカイブの技術面に焦点をあてたワークショップを開催しました。
赤間亮教授(立命館大学文学部)は、日本の掛け軸を例に、機材のセッティングから撮影場所の設定、照明の調整、作品を扱う上での注意点、撮影方法、確認方法、番号の付け方など、実際にデジタルアーカイブするための流れを説明しました。
その後、日本の学生がデジタルアーカイブを体験しました。
撮影した写真はすぐに英国の学生と共有され、赤間教授の指導のもと、画像の質や正確さについて議論されました。
本ワークショップは、日本の美術作品をデジタルアーカイブするためのスキルや方法を、オンラインで若手研究者に提供することで、日英間の研究交流を促進するためのプロトタイプとなりました。
また、ワークショップの内容は、ARCの日本美術コレクションのデジタルアーカイブ技術を世界に広めるという目的に沿って、録画されました。
今後、デジタル化プロジェクトのための教材や参考資料として活用されることが期待されます。
本企画は、日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点(ARC-iJAC)及び、SISJACの「Digital Japan Project」の一環として行われています。
SISJAC's report of the workshop→
※このイベントは非公開となっております。